AGAの症状

AGA“Androgenetic Alopecia”の略で、「男性型脱毛症」のこと。
AGAは、思春期以降に始まって徐々に“進行”する、成人男性の生理的な現象で、額の生え際(前頭部)や頭頂部の髪の毛が細く短くなり、髪が薄くなっていくのが特徴です。
早い人では、思春期を過ぎた20歳頃から発症します。
また、日本人男性のAGAの発症率は、約30%と報告されています。

AGAの特徴

AGA(エージーエー)は抜け毛・うす毛がゆっくりと進行していきます。また、額の生え際や頭頂部の髪が、どちらか一方、または双方から薄くなります。毛包が十分に成長しないため、髪の毛が太く長く育たないうちに抜けてしまいます。 ただし、AGA(エージーエー)では普通、うす毛になっていても、うぶ毛は残っています。毛包が存在している限り、髪の毛は太く長く育つ可能性があります。決してあきらめる必要はありません。

AGAの脱毛パターン

脱毛パターンはさまざまで、額の生え際の脱毛を“M”、頭頂部の脱毛を“O”にたとえることもあります。
現在日本では、日本人の脱毛パターンに即して修正された分類(高島分類)が使用されています。日本人では、頭頂部が薄くなる「Ⅱ-vertex」が多いのが特徴です。


髪の一生、ヘアサイクル

髪の毛1本1本には寿命があります。伸びては抜け、また新しく生えることをくりかえしています。これをヘアサイクルと呼んでいます。
図のように毛包は、成長期、退行期、休止期のいずれかの状態にあり、このうち成長期が一番長く通常2~6年間続きます。
しかしAGA(エージーエー)の人は成長期が短くなるため、髪の毛が十分に成長しません。


AGAの原因

AGAの発症には、「ジヒドロテストステロン(DHT)」という男性ホルモンが大きく関与していることがわかっています。また、遺伝的な要因も影響していると言われています。
DHTは、男性ホルモンの代表格である「テストステロン」が、5α還元酵素(1型、2型)という酵素によって変換された物質です。
DHTは、AGAの他に、ニキビや前立腺肥大症などの原因にもなっています。

通常、髪の毛は、伸びては抜けてまた生える、ということを繰り返します。「ヘアサイクル」は3つの時期に分けられ、髪の毛全体の約90%が、髪を成長させる「成長期」の段階にあります。


成長期 | 毛母細胞が分裂を繰り返し、新しい毛が盛んに作られる期間。約2~6年
退行期 | 毛母細胞の分裂が衰え、毛球が完全に退化するまでの期間。約2週間
休止期 | 毛母細胞の分裂が止まり、毛の製造・伸長がストップする期間。約3ヵ月


しかし、AGAでは、DHTの影響により、通常2年~6年ある「成長期」が「数ヵ月~1年」に短縮してしまいます。
髪が十分に育たないまま細くて短いうちに抜けてしまい、結果、地肌が見えるようになります。これがAGAのメカニズムです。



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